照と賢の普段着スペイン旅行 10−3
追記〜占い
バルセロナのホテルの自室で食事をする場面で(この項留意)と書いた。留守中、私達の友人のSさんガ旅の無事を心配して筮竹(ぜいちく)占いの得意な旦那に占って貰ったとの事。彼女「ねえねえ何と出た?」彼「無事は無事ばってん、こりゃ何ともスケールの小さな旅じゃ」女の人が室内で食事を取るわびしい姿が卦に出たらしくそのような答えになったらしい。本当は貧乏たらしいと言いたかったがそれでは失礼だとお気使いされ前記の発言になったと私達は解釈している。  <完>

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照と賢の普段着スペイン旅行 10−2
〜天使
座席に行くと三人掛け椅子の窓側には女の赤ん坊を抱いた日本人の若い母親が座っている。赤ん坊の名は「タバサちゃん」。旦那は日系企業で働くイギリス人でイースターの休みを利用しての里帰り。この様な境遇の女性は珍しく無いとの事。そう言えば同じ会社へ勤めるイギリス人に嫁いだ娘を持つ父親が私の知り合いにも一人いる。タバサちゃんに一つの問題があると母親が告げる。彼女のお気に入りに配合したミルクの哺乳瓶をやはりテロ対策により取り上げられたので機内配給のミルクで満足してくれるか心配らしい。心配をよそに彼女は実に静かに遊ぶ。母親の膝の上、足元の床の上、母親がトイレに行った時は私達の膝の上と、正に天使の振る舞いで和ませてくれる。お陰で私達の日課の様な小競り合いは長旅にも拘らず封印され穏やかな気分で関空に到着する。空港内コンビニでビールを買い咽を通すと緊張が一時にほぐれ緩慢で曖昧な表情に戻るのが解る。  <終わり

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照と賢の普段着スペイン旅行 10−1
〜不当
搭乗案内が流れ宴は終わる。勿論ワインは完飲するが特に酔っ払いもせず搭乗手続きの列に並ぶ。普通は搭乗券を機械に通し飛行機に乗るのだが手荷物検査機が再び使われているのが視界に入る。「嘘だろう又検査するのかい」と、二人同時に驚く。私達の前には関西弁のおっちゃんがブランデー、ウイスキーの瓶3本を持ち立っている。私「これ、駄目じゃ無いんですか?」彼「売店の領収書もあるし駄目元でいきます」と、答える。順番が来て彼が手荷物とアルコール類を渡す。私は見守る。係官『コレハナンダ 怒、怒、怒』彼『今、免税店で買った、領収書もある』係官『ナンジャラモンジャラ駄目―!!』

と赤ら顔を朱に染め瓶の一本を取り栓をグビッと開け黄金に輝くアルコールをテーブル下のポリバケツにドボドボと捨てヘン!という顔で肩をすくめ両手を広げ残りの瓶も乱暴にガシャンと捨て『ハイツギ』と胸を張る。「捨てるんなら売るな』と話し合いながら私達は彼を睨み機中へ向かう。

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照と賢の普段着スペイン旅行 9−8
〜ねじり栓
バルセロナからオランダスキポール空港へテロにもあわず無事移動する。ひろーい空港内売店を妻に従い見て廻るも飽きた私は無一文なのに妻を頼りに一人でクラッシックなバーには入り2,4eのハイネケン小ジョッキを楽しむ。私のユーロは昨夜のギターコンサートとその後に見つけた土産物屋でアルファベットの大タイルを買った(4枚で11,37e 22時12分)為もう無い。ようやく戻った妻が代金を払う。「まだ店を見る」と言う妻に「向こう側にもあるから」と答え関空行きのゲートへ行きチェックインする。待合所に行くと大勢の日本人が居り緊張が緩む。時間が経つも何のアナウンスも無い。案内板を見に行くとどうも一時間以上遅れるらしいと解る。二人同時にスイッチが入る。ワインだ!売店に走る。オープナーは預けたトランクの中だからねじ栓のボトルを探す。日本でも良く売られているオーストラリア、ハーデイ社、シラー4,75eとチョコ3,9e(15時53分)を妻のユーロで買い待合所のテーブル席に座る。持参のステンレスカップ2コにワインを注ぎチョコとポテチ(バルサのデパ地下製)をつまみにミニ宴会を始める。シラーの強くてふくよかな香りが全身に広がり二人はたちまち幸福になる。

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照と賢の普段着スペイン旅行 9−7
〜幸運と不運
すっかり馴れたデパ地下ヘ行きビール ワイン ポテチ チーズ=13,46e(18時56分)を求めホテルへ帰り雨に濡れた体にシャワーを浴び昨晩と同じく自室で食事を取る(ここも留意)。明日は日本に帰るのだからこのまま大人しく寝てしまうのも一つの選択だが妻の「まだ宵の口よ」の一言で散歩に出る事とする。郊外のホテルならいざ知らずここはバルセロナ一の目抜き通り。こんな事も想定して安いツアー料金に2万円ほど追加してこのホテルを指定した。トレーナーを脱ぎジャケットを着、気合ヲ入れ直してホテルを出る。表のランブラス通りは大混雑。今迄歩いた事の無い横道にわざと入り何の危険も感じず散策する。更に角を曲がり今から発展するであろうと思える横町に出来たばかりのすしバーを見る。なおも歩き人だかりのする教会の前に出る。クラシックギター演奏会「マヌエル ゴンザレス」と書いた大ポスターが見える。入場料前売り一人15e当日20eとある。私の持ち金40e。.明日は日本に帰る。さあ どうする。二人でポスターの前に立ちすくむ。スタッフの一人と思える若いセニョールが歩み寄る。「聞いていかないか」流暢な英語で誘う。ポスターを見ると主催者は何か英語の団体のようだ。妻が「ビエン?とかブエノ?」とか聞く。彼は眉を泣き顔のハノ字にして「ムイ ビエン!(素晴らしい)」と感に堪えぬ様子で答える。妻「バット ウイ ハブ オンリイ トエンテイ ユーロ」と食い下がる。切符売り場へ彼は相談に行く「10分後に切符を買いに来い、そうすれば二人で20eで良い」とニコニコ顔で告げる。つまり演奏がもう始まっているから遅れて入れば割り引いてやろうと言うのだ。私達に否応があるわけも無く「グラッシャス」と答え指示通りに入場する。(16,7年前のパリで今回と同じようなシチュエーションで弦楽4重奏によるビバルデイーの四季の演奏会と出会い郊外のホテルに帰るために悔しい思いで断念した事がよみがえる。)演奏者にのみスポットライトが当てられ客席側は暗い。暗い中、妻は一人分の空席を見つけ座る。私は壁側の通路に立ち次ぎの休憩迄立って聞く事とする。この様子をぐるりの人は目の端で観察している。「アランフェス、アルハンブラ宮殿、禁じられた遊び」等、誰もが知る曲をゴンザレスは淡々としかし朗々と聞かせてくれ私に感銘と一つの基準を与えてくれる。幕間となり明るくなる。立っている私に対して近くの何人かが『ここが空いてる、そこが空いてる、座れ』と親切に教えてくれ妻とは前後して座る。1時間程で後半終了。CDを買った人々がゴンザレスにサインをして貰っている横に妻は晴れやかに立ち私の写真におさまる。教会を出て雨上がりの道を更に散歩する。人だかりに又出会う。粗末なジーンズとテイシャツを着た長身の若いジプシー男があい方の太鼓に合わせてフラメンコを踊っている。歩道にベニヤ板を敷き靴音も高らかにミエをきる。5,60人の観衆はその都度拍手喝采を送る。フラメンコに疎い私達も大拍手を送り彼らの前にはコインの山が出来る。二つの幸運に出会いホテルに向かう。朝見つけておいた横町の何でも屋さんに入る。中に入って驚いた、ビール、チョコレート1e以下。「これだ、これだよ、スペインの物価は』妻と二人で喜ぶももっと早くに見つけられなかった不運にケチで貧乏な私達は大いに残念がる。部屋に戻り夜空に舞うコウノトリ達を見ながらビールで乾杯をしてスペイン最後の夜を惜しむ。

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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 12:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
照と賢の普段着スペイン旅行 9−6
〜遊園地―4(高級バー)
雨が止まないので戻ろうとの相談になり下りのフニクラに乗るも先程のイギリス人達はもう帰って居ない。どうやら登ってきた電車でそのまま戻った様だ。ふもとの駅に戻り路面電車の時刻表を見ると30分以上待つ様だし少し寒いので側にあるバーに入る。コンクリート造りの建物の広い店内に入ると,七割程の混み様で広い窓から見えるバルセロナ市街を眺めながら皆アルコールを楽しんでいる。私もウイスキーでも飲もうかと思うもありふれた銘柄の安いものでもストレート一杯千円以上の計算になりスペインのこの場所のこの程度の店造りでこの値段は無いだろうと円安を恨めしく思いこの店は高級店なのかと疑いながら外へ出る。あらためて注意すると表には客達が乗って来たと思える高級車 BM、メルセデス、ボルボ、アウデイ、サーブ等が少しの日本車と共に駐まっている。雨を避けるため閉まりかけたフニクラの駅に戻り数人の客達と共に路面電車の到着を待つ。車の下や横には多くの猫達が雨をものともせず走り廻っている。往きと同じルートでカタルーニャ広場駅に無事戻る。

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照と賢の普段着スペイン旅行 9−5
〜遊園地−3(同意)
フニクラからの眺めを堪能して頂上駅で下車。雨は益々強くなる。正面にある大きな教会へ人々が行くので私達も従って入るもその教会の時代的背景やありがたみも解らぬ私達はすぐに出る。遊園地に行くも大雨の為遊具の側には誰も係員は居らずブルーのペンキで塗られたコンクリートの地面が光るのみ。チケット売り場では二人のセニョリータが何やら交渉し係りのセニョールがにこやかに応対しているも遊具に乗るのは無理だと推察する。私達は広場の端まで進み絶壁の手すり越しに雨に煙るバルセロナ市街を眺め「晴れてたらここには来てないわね」と妻が晴れやかに言い私も同意する。同意の内訳(1)晴れていたら妻の広くて鋭いアンテナに触れているどこかの美術館や博物館を見学、又ビンソンの様なインテリアショップや有名な誰とかが住んでいた家の有る通りでの飲食や散歩を楽しんだかも知れない。(2)天候のいかんに関わらずこの遊園地は妻のアンテナに引っかかっていた訳だから彼女は「是非行こう」と言ったかも知れない。それもまた私にとっては良し。瞬時にそのような事を頭の中に廻らせ同意した。一人子で育った私は自分が楽しいと思えば一人で百歩ただ歩くだけでも楽しいし妻が嬉しければそれも又楽しいのだ。しかもその逆は多分無い。こういう思考は妻から見れば「ずるい」と写るかも知れない。


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照と賢の普段着スペイン旅行 9−4
〜遊園地―2(慈愛)
新しく高級そうな郊外の住宅街の坂道をチンチン電車はうねうねと登る。ほぼ満員の車内にアジア系は私達二人のみ。約20分で登山電車駅に到着。空模様は昨日と同じくまだ悪い。少し待ち初めての登山電車フニクラに乗る。乗客が少ないので登りの景色が良く見える一番前の車両の長い木製ベンチ席に座る。続いてピンク色の頬をした肉付きが良い母親と小学校低学年と思える姉と弟の三人連れの白人が並んで座る。リバプールからやってきた三人は私達の普段着姿より更に自分の家の周りを散歩するかのようなジーンズやテイーシャツの普段着。「折角やって来たのに雨で何処にもいけず男の子はかなり不満なの」と母親は自分の唇の両端を両人差し指で下げ彼の不満顔を代弁する。やがてフニクラは「がったんご」とかなりの勾配を登りだす。一人を除いて他の五人はニコニコ顔で前方や横に展開する景色を愛でる。時折、母親が慈愛に満ちた態度で薄茶色で短髪の息子に景色を見る様に小声で促すも彼は首を横に振り相変わらず不満を表す。これが私の息子なら「オマヤ イツマッデン フテクサレテ ナンバ シヨットカ!」とこちらが先に堪忍袋の尾を切らすところだが、彼女は実に辛抱強く静かに話しかけており これぞ正にホスピタリテイだと、実感する。

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照と賢の普段着スペイン旅行 9−3
〜遊園地−1(宣言)
スペイン村出入り門の大屋根の下で雨を避け妻は地図やガイドブックを広げ「雨だから遊園地に行くわよ!」「雨の遊園地素敵だわよ!」と宣言する。美術館やスーパーに行くより郊外はるか山の上に見えるそこへ地下鉄、カタルーニャ鉄道、路面電車、登山電車を乗り継ぎ行こうと言うのだ。妻に従い僕(しもべ)は拳も握らず地下鉄駅へ向かう。乗り換えにそれ程迷う事も無くカタルーニャ鉄道終点駅で降りる。案内板の絵文字に従い通りを5分程歩いてバルセロナに残る(12年前にはあちこちにあった)唯一の路面電車を見つける。観光用に用いられていると思われるその車体は見事にレトロ。出発時間になっているらしく制服制帽の運転手が『早く乗れ』という様な事をオランでいる中、写真を撮り乗り込む。バス地下鉄共同のチケットを出すも『これは駄目だ切符を買え』の様な事を言われ往復切符を買う(チケットはあるも値段は分からず、高くは無かった)。

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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
照と賢の普段着スペイン旅行 9−2
〜スペイン村
ここは1929年に行われたバルセロナ万博時のテーマパークでスペインのあちこちの地方の特色ある建物を沢山再現した所。入場券購入の仕方が少し分かり難く二人で1枚の15e切符( 13時03分)で入場する。石造りの建物が細い路地に連続して地方名の表示と共に建ててあり町並みを形成するも違いが良く分からず置いてある土産物の違いのみで理解し 又、点在する飲食店の何処で食事を取るか等比較しながら歩き回る。途中、始めて見る工房での手ふきガラス職人達の見事な仕事ぶりに目を見張る。妻の「パスタを食べましょう」の一声でbar restaurante<LaGranja>を選び入る。白い漆喰壁に木製の小テーブルが似合う狭いながらも可愛い店で50人程の客が引っ付きべったりで食事を楽しんでる中へ混じる。スープパスタ3,9eバジルスパ6,3eグラスワイン2人で3.0eに側の客が美味しそうに飲んでいるレモン味ビール2,5eを指差し追加し=15,07e+7%消費税1,1e=16,8eに満足する(食堂で消費税を外税表示で払ったのは初めて)。店を出る頃には雨足は益々強くなり青ダルマの輝きも増す。

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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 19:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |