PAF通信4号(2009年4月20日)
家(秘密基地)作り

 僕の子どもの頃は、まだあちこちに不思議な空き地があり、遊び仲間で秘密基地を造ってました。塾に行く子なんていなかったので、みんな日が暮れるまで遊んだものです。
 このお稽古は、実際の空間の縮小版ですが、兼ねてよりやりたいと思っていたものです。今まで、希望する子には、その日のお稽古が終わって、まだ時間があれば、教室にある材料を使って、その子に任せる方法でやっていたもので、全員でやったのは、初めてです。 この工作の{めあて}は、空間認識と材料や道具使いに慣れることです。子どもの空間認識がどのようになされたかは、まだ分かりませんが、空間を作る為には柱や壁や天井がいることや、二階に上がる為には、階段が必要だと云う認識は出来たのではないかと思います。普段より材料や道具使いに積極的な子は、安心だったのですが、消極的な子は、木工ボンドやのこぎり、カッター使いに戸惑っていたようです。でも、怪我した子が出なかったのは、幸いです。作品を見て頂いたら、お分かりだと思いますが、これは、出来過ぎだと見えるところは、ちょっと手伝っていますが、でも、その子のアイディアに沿って作られています。この稽古で以外に思ったのは、ハチャメチャナ秘密基地ではなくて、現実的な空間作りが多かったことです。

かさばる工作物
 先日、K君のお母さんから、「場所を取る工作物は、どうしたらいいでしょうか?」と云う質問がありました。そう云えば、以前Cちゃんが、作品が出来たのになかなか持って帰らないので、訳を聞くと「お母さんが捨てるもん。」と答えたことがありました。
 そうですよね。場所を取るし、邪魔になるし、迷惑ですよね。それでは、PAFの茂子先生のアイディアを教えましょう。まず、処分する工作物について話し合います。制作者が納得したら、工作物を本人に持たせて日付入りの写真を撮ります。その後、制作者がいない時、処分します。ウ〜ン納得!納得!

天才ちゃん掘
 もう既にお子さんが、小学生のお母さん方には、終わったことなので、余り面白くないかも知れませんが、このお話は、小学高学年のところまで続ける予定ですので、もうしばらくお付き合い下さい。
 それでは、イメージの対応について、お話しましょう。ようやく円を描き始めた2〜3才頃は、同じ円が、ママだったり、ニャンニャンだったり、ブーブーだったりします。つまり、イメージが先に在ってそれを描くのではなくて、偶然に描かれたものが、後付として言語化されるのです。だから、結構適当な返事が返って来ます。この時期は、描いたものに名前を付ける言語能力も発達し、おしゃべりになっていきます。この言語能力と表象能力は、お互いを補完するように進んで行くのです。だから、この時期は、子どものおしゃべりや描画活動にじっくり付き合ってあげるのがベストだと思います。ここで、最も興味深いのは、いろんなものと渾然一体の未分化の状態でも、何かを漠然と感じてイメージする能力が始まっているということです。
(次号に続く、こうご期待!)
PAF通信4
| けんおじ | 誰でちゃピカソ | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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