PAF通信5号(2009年5月24日)
美術館の効用・ZUKUBOOの目

前回、美術館によく行くママであって欲しいと云う希望を書きましたが、宝石や骨董品を見るように、漫然と鑑賞してもいいのですが、美術作品にはもっと深い訳ありの物が沢山あります。著名な作家の作品は、本やインターネットで調べることが出来ますが、美術館に行って、目の前の作品が気になったら、そこの学芸員に尋ねると、丁寧に解説してくれるはずです。
 そうは言っても、絵画教室をやっている立場からも鑑賞のヒントをお話してみましょう。僕は、文学や哲学の勉強をした者ではないので、ヴィジュアル(視覚)、絵描きの見方でお話をしていこうと思います。(厳密に言えば、哲学の絡み抜きには語れないのかも知れないのですが。)でも、混乱しないように、いろんなものを絡めないでお話します。

 僕は、作品を見るときまず、印象派以前か、印象派以降かと云う見方をします。19世紀になると美術は、産業革命の写真技術や印刷技術等の発達の影響を受けて革命的に変貌します。美術の流れを見ると宗教や王侯貴族絡みで発展してきたものが、個人の手に解放されたことが二つ目の変貌の理由でしょう。僕は、印象派の代表者はモネと思っています。モネの絵を見ると、色彩や巧みな筆のタッチから表現の揺らぎを感じます。でも、当時の人達には、中途の下描きのように見えたようです。つまり、表現の揺らぎを殺して、もっとコテコテの写実の方に向うのが当たり前だったようです。モネの時代になると、キャンバスも普及し、チューブ入りの絵の具も出来て、画家が、イーゼルを立てて戸外でスケッチが出来るようになったのです。つまり、絵が小型化して、画家とパトロンの関係が、画家の絵を個人が買う時代になった訳です。
このことは、美術品が個人の嗜好を受けて益々多様化の方に向かうことになったのです。多様化の極みは、みなさん、よくご存じのピカソです。
PAFピカソ
ピカソの前に、セザンヌ、ゴーギャン、マチスの話をしておきましょう。この3人は、まとめて話せるような人達ではないのですが、共通するのは、キャンバスの矩形の中を等価に見ようと、苦心した画家だと云えると思います。描いたものと、周りを囲む背景を同じ目線で見たために、独特な表現に辿り着きます。セザンヌは、矩形の中の構図に拘った為に水浴の裸婦がジャガイモのようになり、ゴーギャンは、日本の浮世絵の影響で、輪郭による平面化を目指し、マチスは、目の前のモデルよりも周りの壁紙を丹念に描いています。このように、矩形を重要に考える延長上には、抽象絵画が見え隠れしています。
話がややこしくなったので、ピカソの話に戻しましょう。ピカソは若い頃の青の時代の後にキュビスム(立体派)を始めます。これは、児童画の中に多視点描法と云うのがありますが、まさにこれと同じやり方で描く方法で、正面の顔に、横顔を重ねたり、泣いてる横顔に怒ってる正面顔を重ねて描いたので、
あのような独特な表現になったのです。
(これも続きを書きますので、こうご期待。)

兼定興産は、廃消火剤の肥料化を実用化しました。廃消火粉剤を有償で購入します。消火器処分、廃棄消火器、廃消火剤が有る方はご連絡下さい。

兼定興産のホームページ
http://urban-green.jp/
も覗いて下さい。 「屋上緑化土、屋上緑化」が満載です。

かねさだ商事のホームページもアップしてます。
http://www.fukunet.or.jp/member/kanesada/
も覗いて下さい。











| けんおじ | 誰でちゃピカソ | 14:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://blog.urban-green.jp/trackback/1040715