ふるさとのお社(15)
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ふるさとのお社(15)
〜番外 伊勢神宮|欧の天女編〜
何ごとのおはしますかは知らねども
かたじけなさに泪こぼるる(西行法師)

ゴールデンウイークも終わり、みなさん如何お過ごしでしょうか?
長いお休みで天気にも恵まれ殊のほか楽しまれたことと存じます。わたくしも48会ゴルフコンペ(毎度ゥゥ・・)他、人吉まで日帰り温泉JRの旅に出かけたり(行きは熊本から蒸気機関車よ!)雲仙にミヤマキリシマを見に行ったり(ちと早すぎました)と往く春を堪能して参りました。堪能もタンノウ、毎度飲み過ぎで胆のうが悲鳴を上げております。
(けんおじ注:みーしゃん2010年5月14日の脱稿です。)

ということで今回は本家も本家の大本家、伊勢大神宮であります。
じつは昨年8月、日本人なら一度は行かんとイカンと前々から思っておりましたお伊勢参りに行って来たのでありました。

大阪から近鉄山田線で伊勢市駅下車であります。
今回時間はタップリ、お伊勢さんは内宮(ないくう)と外宮(げくう)に渡るその広大な社域を想定、一日かけての参詣を予定しておりましたのでその日は外宮前で前泊の旅程でありました。なんと言ってもお伊勢参りは外宮から!これはすでに日本人の常識であります。(この常識がそうでもなかったことは徐々に明かされていくわけですが・・・)
だがしかし、列車を降りてビックリ。
あらま!なんとも近鉄の駅舎の小さなことよ。駅員さんに外宮に行くにはどうするの?と聞けば狭い幅の小道を線路に沿ってしばらく進み右に曲がって線路を渡れば参道よと教えてくれたけど、そんなんで莫大な数の参詣客を捌ききれるの?
と怪しみながら歩いていくとJR伊勢市駅前に出ました。がこちらの駅舎も思ったほど大きくはない。ただし(南口)駅前広場は結構広い。広いけれどガランとしてる。と思ったら空き地が多くて見通しがいいのね。聞けばジャスコとか三交というデパートがいずこも同じ秋の空、郊外の大型店に押されて撤退したという。駅前商店街もガラガラ、というか廃墟化しておりました。
そんな商店街の一角にあるビジネスホテルが今夜の宿。1泊素泊まり4000円也の清潔というクチコミを信じてネットで取りましたが、ホテル1階の花屋も閉鎖かつ2階ロビー前の喫茶店も閉鎖。・・まあこんなものでしょう。
チェックインが終わり近所をぶらぶらするうちに早くも晩飯時。腹は減ったが、さあ困った。店がない!・・・しばらく探すうちに汚い構えで料理なんでも有りのスタンド割烹やっと発見。地元の方で結構賑わっている様子だけどとにかく汚い。パス。で、夜は更ゆく・街は(真に)暗くなるということで最終的に入った店が結局チェーン店の『庄や』でありました。これが地物のメニューなんかもあって結構おいしかったです。
ということで外宮前でお泊りでしたら、ビジネスホテルサンドーで素泊まり・『庄や』で晩飯、これ結構オススメです。別に泊まるほどの場所でもないと思われる方、大正解ですけど。

翌朝5時の外宮前広場であります。

早朝の神域はさぞ森閑として・・・と思いきや、この時間ですでに朝のお参りに見えたご近所の方が沢山いらっしゃいました。

これがもったいなくも伊勢神宮外宮(豊受大神宮)拝殿であります。

御祭神は天照大神の御饌津(みけつ)神=食物を差し上げる神であり穀物神としてまた農業を初め諸産業を司る神である豊受大神であります。
創建は雄略天皇(在位456年〜479年。ワカタケル大王として考古学的に実在が確認できる最古の天皇だそうな)の22年。
天照大神が天皇の夢枕に現れ「私一人では寂しい。また不便で食事も安らかにできぬ。丹波国比治の真名井に鎮座する等由気(とゆけ)神を呼び寄せ給え。」というのでこの地にお遷(うつ)ししたといいます。とは言え記紀にこの神様は詳しくは登場しません。イザナミが火の神カグツチを生んだがために病み衰えやがて身罷る直前に彼女のオシッコから生まれた神ワクムスヒの子とあり、またニニギの天孫降臨のとき外宮(そとみや)度会(わたらい)に天降った神であるということが古事記に書いてあるだけであります。

『丹後国風土記』逸文(一部分だけしか伝わっていない文)にある話。
むかし比治山の山頂にある真名井という泉に8人の天女が舞い降りて水浴びをしておりましたげな。それを偶然見ていた老夫婦が松の木に掛けてあった一人の天の羽衣を隠してしまいます。水浴びを終えた7人の天女は天に帰っていきますが、一人の天女だけがあとに残されました。

悲しみに沈む天女に老夫婦は言いました。「わし等には子供がいないのじゃ。どうかわし等の娘になってくりゃれ。そしたら羽衣は返してやるがじゃ。」
「私だけが取り残されてしまいました。今さら衣を着ても天界へ戻れません。もうこうなってはここに置いて貰うほかありませんのでどうか衣をお返し下さい。」

疑う老夫婦でしたが天界の者が嘘は吐くまいと天女の言葉を信じ渋々衣を返しました。(なんとも身勝手な人間どもでありました)
それから10年が経ちました。天女は万病に効くという霊酒を醸しこれが飛ぶように売れて老夫婦は大金持ちになりました。かたや天女は永年塵多き人界に住んだがために病み衰えてしまいます。邪険に思った老夫婦は今までの恩も忘れてとうとう天女を追い出してしまいました。(ということになっておりますが斯くも非人情に放逐するのには何か他に訳があったのではないでしょうか。たとえば成金になって欲に狂ったジサマの天女に対する邪な思いにバサマが嫉妬したとか・・とにもかくにも鬼のようなジサマバサマでありました)

嘆き悲しみ彷徨ううちに奈具の村に辿り着いた天女は「心なぐしく(やすらかに)なりました。」と言ってようやくこの地に落ち着き暮らしたということです。

この天女が豊宇賀能売命(とようかのめのみこと)でありこの神は豊受大神と同一神と見なされているそうです。

神明鳥居のそばの立て札には「これより撮影をご遠慮下さい」とあり、また衛兵詰所みたいなボックスもあってなかなか物々しい。拝殿の先には正殿(本殿)があるはずなんですが布が垂らしてあって見えないようになっております。
なぜ本殿が見えないのか・・見せてもらえぬのは、何故なのでしょうか・・?

尚、写真には写っておりませんが左手に3年後の式年遷宮のための空き地があります。3年後の平成25年には今のこの場所は更地となって新殿予定地となり、23年後にまた寸分も違わず建て替わるのでありました。

ということで見せてもらえぬモヤモヤを抱えたまま伊勢神宮内宮に向ったのであります。次回に続く。

亭主敬白

でありますから正殿の姿はどこかで探して写真で見るくらいしかできません。で突如、伊勢神宮とは天皇家が祖神をお祭りするという非常にプライベートなお社であるということに思い至ったわけであります。


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| けんおじ | みのるの古文書談義 | 12:51 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |









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