屋上緑化「かるいちばん」への質問が来ました。
先日アクロス福岡でのFVM福岡ベンチャーマーケットで屋上緑化「かるいちばん」を見られたお客様から質問が来ました。

質問の内容は、屋上緑化「かるいちばん」の安全性についてです。

以下、質問や私の回答についてなるべく趣旨が変わらない範囲で、文章を変えて掲載します。

<お客様からの質問>
早速御社のホームページやブログを拝見させていただきました。
ところでブログの「かるいちばん」で大きく育ったレタス等々にあらためて関心が増したところですが、気になるのはそこで育った野菜の安全性やおいしさです。
「かるいちばん」は建築リサイクル材料から作られた土?だそうですがその点は心配ないのでしょうか?
いつでも構いませんのでメールでお教えいただけますか。

以上のような内容でした。
使用者側にとっては一番大きな関心事だと思います。
私は早急に返事を書きました。
以下、かなり長くなりますが、返事のメールの概略です。

<返事のメール>
メールありがとうございます。
安全性についてのご質問ありがとうございます。
以下ご報告いたします。

1.安全性について
「かるいちばん」は建築リサイクル原料から作られた土と言う点からの安全性であれば問題はありません。

ご承知の通り化学物質で有害とされるのは重金属です。
「かるいちばん」の重金属分析の結果は次のようになっています。

 水銀またはその化合物(mgHg/L)・・・ND<0.0005
 カドミウム化合物(mgCd/L)・・・ND<0.01
 鉛又はその化合物(mgPb/L)・・・ND<0.01
 六価クロム化合物(mgCr/L)・・・ND<0.01
 ヒ素又はその化合物(mgAs/L)・・・ND<0.01
 シアン化合物(mgCN/L)・・・ND<0.01
 総リン(mgP/L)・・・ND<0.01
 ※NDは、分析限界値で、「ND<0.01」は分析限界値0.01以下であった
  と言う意味です。

また、有機溶剤についても最近問題視されていますが、弊社商品は原料製作時に殺菌を兼ねて、高温で不純物を焼却除去しています。仮に有機溶剤(例えば接着剤のような物)が含まれていたとしても除去できています。
原料にはClは入っていませんので、当然ダイオキシンとも無関係です。
以上の点から、土に関しては安心です。

「かるいちばん」には出荷時にごく少量の遅効性肥料を入れています。
これについても安全な肥料です。
安全性に問題があるとすれば、お客様が後で入れられる肥料の内容や、殺虫剤を使用されたときの薬効の減衰期間を周知して守られたかによります。

私見ですが、私たちの一般生活において使用している物質(EX.化粧品、絵の具、マニキュア、ほかほか懐炉等)の方が重金属が多いかもしれません。
また、マッチ、線香、キャンプファイヤーの火等にはかなりのダイオキシンが含まれると思います。

2.「おいしさ」について
おいしさについては、作物を育てられる方が、どの様な肥料・水・温度等の管理をするかによって変わってきます。
多い収穫を望んで、窒素の多いケイフンをやれば、葉の色は濃い緑になりますが美味しくはありませんし、場合によってはガス障害で枯れることもあります。
有機配合肥料等を薄く施肥すると案外おいしい作物が出来ます。
※有機配合肥料とは、「化学肥料+有機肥料(骨粉、血粉、油粕、皮粉、等の有機物)」の肥料です。

またまた私見ですが、有機肥料も元々は産廃物です。
即ち、それまで私たちが捨てていた魚や動物の臓物、皮、蹄、血、羽毛等を原料にしています。
当然これらの有機物には僅かながら(規制値内ではありますが、)の重金属も含まれています。しかし、これらの有機物は、土中で微生物によって分解され有機酸となって植物に吸収され「おいしさ」の原因になります。同じく化学肥料も微生物によって吸収され有機酸へと変わります。ただ変化の速度は、有機物の方がゆっくりとしています。
また気になる重金属についても、全てが作物に吸収され、それを私たちが食することにはなりません。
重金属の一部は土に固定され(キレート効果)、溶出することが出来なくなり、当然植物も重金属を吸収することが出来なくなります。

3.最後に
今後「地球温暖化防止」も含めて環境負荷の低減をしなければいけない時期になってきたと思います。(※CO2最大排出国の一つである中国でさえ、石炭をむやみに消費する企業には「環境改善命令」を出し、中国の環境を破壊する腐植酸や泥炭の輸出規制を始めました。)
弊社も環境負荷低減の一助として「エコアクション21」を7月に取得すべく努力しています。
リサイクルには、「生産者側の倫理」と「使用者側の偏見を無くした理解とチェック」が必要です。これからもご意見をよろしくお願いします。

以上の内容をお客様へメールでお伝えしました。

お客様からは、次のような内容のお礼のメールが来ました。

<お礼のメール>
早速詳しいご回答ありがとうございました。
ほんとうにこれからは私たち消費者も商品を選ぶとき、「環境負荷の低減」
という視点が欠かせないですね。

「リサイクルは大いに賛成です」という消費者はとても多いと思いますが
いざ自分がそれを購入して使用するかというと、おっしゃるように
「使用者側の偏見を無くした理解とチェック」がないと、なかなか購入には結びつかないでしょうね。

偏見をなくして喜んで買ってもらうには、どのように消費者に説明し伝えるかに工夫がいると思いますが、今回のようにきちんとしたデータ等をいただくと「かるいちばん」に対する偏見というか不安がかなり軽減されました。
また、誠実な企業という印象も与えますので「情報を公開する」のはポイントだと思います。

御社の想いが消費者に伝わり、「かるいちばん」が多くの人から指示されるよう期待しています。


兼定興産のホームページ
http://urban-green.jp/
も覗いて下さい。 「屋上緑化」が満載です。





| けんおじ | ビバ! 百姓 と 屋上緑化 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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