ミーシャンのよんでみ亭  東海道五十三次めぐり(17)
原から 吉原まで 3里6丁

 は〜い! 皆さんお元気ですか? 
やはり2月は早かったですね、あっという間に弥生3月になりました。いよいよ花見の季節がやって参りますね。
 (※けんおじ注 2005-03-01の脱稿です。)

そこで久しぶりに五言絶句の漢詩をご紹介いたします。于武陵(唐の詩人)の「勧酒」(酒をすすむ)であります。後に挙げます井伏鱒二の詩からあるいはご存知の方もいらっしゃるかと。

  勧君金屈巵  君に勧む金屈巵〈キンクツシ〉(金の取っ手のさかずき)
  満酌不須辞  満酌辞するを須(もち)いざれ
  花発多風雨  花発(ひら)いて風雨多し
  人生足別離  人生別離足る
       
          コノサカヅキヲ受ケテクレ
          ドウゾナミナミツガシテオクレ
          ハナニアラシノタトエモアルゾ
          「サヨナラ」ダケガジンセイダ

 寺山修司が、これに続けたのが――
 
          サヨナラダケガジンセイナラバ
          マタクルハルハナンダロウ

 毎年春が来るとこの詩を思い出します。
人生は短し!
人は出会い、やがて別れていきます。古人はその一刹那を花の命に例えました。
筆者もしみじみ思います。
ああどうか、今年も満開の桜の下で友人や家族とお酒が飲めますように――。って毎日大酒飲んでますが〜。

さて、話はがらりと変わり、いまを時めくハンサム作家島田雅彦がこんなこと書いてました。
「(前略)・・江戸時代のように独自の退屈しのぎの芸を磨き上げ、自足していればよいことになる。江戸期の廓、浮世絵、茶道、和歌はそれぞれ現代の風俗産業やコミック、カラオケ、携帯メールに対応する。・・(後略)」(2/23付け朝日新聞夕刊 文芸時評より)
 ぬァァァに〜?
 廓が風俗産業に対応するというのはわかるが、浮世絵がコミックに?・・ちっとは頷けるが・・。
にしても茶道がカラオケ??
一体、島田は茶の道をなんと心得ておるのか!利休が完成し日本文化の精華とまでいわれる侘び茶をカラオケと同列視するか、ふつう? 隣村のA君が聞いたら怒髪天を衝くほど憤慨、激高するんじゃなかろうか。(温厚に見えても怒ると怖い・・と娘さんたちも言ってました。私もそう思う)
ましてや和歌がメールとは!・・まあ江戸時代の和歌は筆者よく存じませんで俵万智ならそんな気もしますが。
けれども、「ああここにも世界を簡単に説明したがる人間がいるんだなあ」と筆者は呆れたわけであります。ちょっと売れてるからって、こんな軽躁なヤツのものなんか絶対読まんぞと心に誓った次第でありました。
しかし朝日新聞土曜版にもコラム書いてますね。ちょっとセクシーよ。

では本題です。
【吉原】〜左富士〜
左冨士

またも出ました縄手道。松並木のなか馬に3人揺られております。
こんな乗り方を“三宝荒神”というそうですが気持ち良さそうですね。
吉原宿の手前にある元吉原を過ぎると道は北向きとなり、いままで右手に見えていた富士山は左手に見えるようになります。これが珍しかったようで広重も題材に採ったということです。
ここ吉原の名物は『志ろ酒(白酒)』。
また幕末に流行った五十三次を織り込んだ唄に
   「わしは浮世の吉原雀
        泣いてくらしているわいな」
とあります。

とまた、前回の分でのお詫びであります。あ〜あ。
前回、広重が富士を入れ込んだ絵が6枚あると書いておりましたが、7枚でありました。31宿目の舞坂(遠江国)が抜けておりました。申し訳ありません。
本日調べたら、小さいですが白い富士が画面に見えたのでありました。
申し訳を言わせてもらえば、「6枚」と、井上ひさしが書いておりましたのを鵜呑みにした筆者がバカでした。ちょっと知られているからって、こんな軽躁なヤツのものなんか絶対読まんぞと心に誓った次第です。朝日にコラム無かったよね。

 でもって『膝寿里日記』であります。
今回はうって変わっておとなしくていいです。安心します。ですが、
これはこれでヒンシュクかいそ〜。そんな方はよく画面をご覧になってね。
吉原すずめ

   *吉原すずめがちょいちょいときては
          籠の小とりをそそなかす*

   「名物白酒は伯倰(竜)といふ漁父
    天女のあら開(はち)をわりし時
    子つぼよりいづる陰水どおくどおくとして
    かんばしくこれをなむるに酒の味あり
    依てつくりはじめたりしといふ」

 クダラネェ〜〜。
 いちおう一九の作になっておりますが、よくこんな馬鹿なことを考えつくものですね。
白酒を羽衣伝説に結びつけたのでしょうけど、先述の島田が言うように“磨き上げた退屈しのぎの芸”でしょうかね。時代は動乱の幕末までもうすぐ。幕府の屋台骨もガタガタで、絵も洗練というにはほど遠く、やはり退廃の影が色濃いと思いますがいかがでしょうか。

ということで今回は無難に(でもないか、3週つづけてミスしました。スマンこって)終わりました。次回はいよいよ五十三次の白眉と称せられる蒲原へとまいります。
じゃあね、また。      
                           亭主敬白

兼定興産のホームページ
http://urban-green.jp/
も覗いて下さい。 「屋上緑化」が満載です。

| けんおじ | よんでみ亭 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(2) | - | - |









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