兼定興産社史 (9)珪カルの販売
昭和30年代は高度成長が始まる時代です。この頃製鉄所も高度成長を始めています。製鉄所は副原料として大量の石灰を使用します。そして副産物として珪酸と石灰に富むスラグが発生します。このスラグを冷却粉砕したものが珪酸苦土石灰(=珪カル)です。
当社はこの珪カル販売に目を付けました。
生石灰は秋によく売れる肥料ですが、珪カルは春によく売れる肥料です。それまでの売上はほとんどが秋に集中していましたが、春にも売れる肥料を手にすることにより経営の安定性に貢献することが出来ました。当初「関電珪カル」を販売していましたが、後に八幡製鉄系の清新産業の珪カルを販売することになります。
珪カルは当初、久留米市農協や田主丸・吉井・浮羽農協、光友農協などの単協(県単位の農協ではなく、地域単位の農業協同組合のことです。)へ直接販売をしていました。
しかし販売が順調になると又しても県農協(福岡県購買販売農業協同組合連合会)が直接メーカーと契約してしまい商権が無くなってしまいます。昭和52年に住金小倉鉱化が製造を開始するまで5年以上珪カルの販売が出来ませんでした。

住金珪カル 表住金珪カル 裏


兼定興産のホームページ
http://urban-green.jp/
も覗いて下さい。 「屋上緑化」が満載です。
| けんおじ | 創業60周年 兼定興産社史  | 12:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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