照と賢の普段着スペイン旅行 9−4
〜遊園地―2(慈愛)
新しく高級そうな郊外の住宅街の坂道をチンチン電車はうねうねと登る。ほぼ満員の車内にアジア系は私達二人のみ。約20分で登山電車駅に到着。空模様は昨日と同じくまだ悪い。少し待ち初めての登山電車フニクラに乗る。乗客が少ないので登りの景色が良く見える一番前の車両の長い木製ベンチ席に座る。続いてピンク色の頬をした肉付きが良い母親と小学校低学年と思える姉と弟の三人連れの白人が並んで座る。リバプールからやってきた三人は私達の普段着姿より更に自分の家の周りを散歩するかのようなジーンズやテイーシャツの普段着。「折角やって来たのに雨で何処にもいけず男の子はかなり不満なの」と母親は自分の唇の両端を両人差し指で下げ彼の不満顔を代弁する。やがてフニクラは「がったんご」とかなりの勾配を登りだす。一人を除いて他の五人はニコニコ顔で前方や横に展開する景色を愛でる。時折、母親が慈愛に満ちた態度で薄茶色で短髪の息子に景色を見る様に小声で促すも彼は首を横に振り相変わらず不満を表す。これが私の息子なら「オマヤ イツマッデン フテクサレテ ナンバ シヨットカ!」とこちらが先に堪忍袋の尾を切らすところだが、彼女は実に辛抱強く静かに話しかけており これぞ正にホスピタリテイだと、実感する。

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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 18:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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