照と賢の普段着スペイン旅行 9−7
〜幸運と不運
すっかり馴れたデパ地下ヘ行きビール ワイン ポテチ チーズ=13,46e(18時56分)を求めホテルへ帰り雨に濡れた体にシャワーを浴び昨晩と同じく自室で食事を取る(ここも留意)。明日は日本に帰るのだからこのまま大人しく寝てしまうのも一つの選択だが妻の「まだ宵の口よ」の一言で散歩に出る事とする。郊外のホテルならいざ知らずここはバルセロナ一の目抜き通り。こんな事も想定して安いツアー料金に2万円ほど追加してこのホテルを指定した。トレーナーを脱ぎジャケットを着、気合ヲ入れ直してホテルを出る。表のランブラス通りは大混雑。今迄歩いた事の無い横道にわざと入り何の危険も感じず散策する。更に角を曲がり今から発展するであろうと思える横町に出来たばかりのすしバーを見る。なおも歩き人だかりのする教会の前に出る。クラシックギター演奏会「マヌエル ゴンザレス」と書いた大ポスターが見える。入場料前売り一人15e当日20eとある。私の持ち金40e。.明日は日本に帰る。さあ どうする。二人でポスターの前に立ちすくむ。スタッフの一人と思える若いセニョールが歩み寄る。「聞いていかないか」流暢な英語で誘う。ポスターを見ると主催者は何か英語の団体のようだ。妻が「ビエン?とかブエノ?」とか聞く。彼は眉を泣き顔のハノ字にして「ムイ ビエン!(素晴らしい)」と感に堪えぬ様子で答える。妻「バット ウイ ハブ オンリイ トエンテイ ユーロ」と食い下がる。切符売り場へ彼は相談に行く「10分後に切符を買いに来い、そうすれば二人で20eで良い」とニコニコ顔で告げる。つまり演奏がもう始まっているから遅れて入れば割り引いてやろうと言うのだ。私達に否応があるわけも無く「グラッシャス」と答え指示通りに入場する。(16,7年前のパリで今回と同じようなシチュエーションで弦楽4重奏によるビバルデイーの四季の演奏会と出会い郊外のホテルに帰るために悔しい思いで断念した事がよみがえる。)演奏者にのみスポットライトが当てられ客席側は暗い。暗い中、妻は一人分の空席を見つけ座る。私は壁側の通路に立ち次ぎの休憩迄立って聞く事とする。この様子をぐるりの人は目の端で観察している。「アランフェス、アルハンブラ宮殿、禁じられた遊び」等、誰もが知る曲をゴンザレスは淡々としかし朗々と聞かせてくれ私に感銘と一つの基準を与えてくれる。幕間となり明るくなる。立っている私に対して近くの何人かが『ここが空いてる、そこが空いてる、座れ』と親切に教えてくれ妻とは前後して座る。1時間程で後半終了。CDを買った人々がゴンザレスにサインをして貰っている横に妻は晴れやかに立ち私の写真におさまる。教会を出て雨上がりの道を更に散歩する。人だかりに又出会う。粗末なジーンズとテイシャツを着た長身の若いジプシー男があい方の太鼓に合わせてフラメンコを踊っている。歩道にベニヤ板を敷き靴音も高らかにミエをきる。5,60人の観衆はその都度拍手喝采を送る。フラメンコに疎い私達も大拍手を送り彼らの前にはコインの山が出来る。二つの幸運に出会いホテルに向かう。朝見つけておいた横町の何でも屋さんに入る。中に入って驚いた、ビール、チョコレート1e以下。「これだ、これだよ、スペインの物価は』妻と二人で喜ぶももっと早くに見つけられなかった不運にケチで貧乏な私達は大いに残念がる。部屋に戻り夜空に舞うコウノトリ達を見ながらビールで乾杯をしてスペイン最後の夜を惜しむ。

兼定興産のホームページ
http://urban-green.jp/
も覗いて下さい。 「屋上緑化」が満載です。
| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 12:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://blog.urban-green.jp/trackback/701757