照と賢の普段着スペイン旅行 9−1
〜4月3日(水曜日)ミロ美術館(二人で15e)
晴天の朝地下鉄に乗りモンジュイックの丘のふもとで降りる。だだっ広い交差点の広い歩道にポツンとある観光案内!所でミロ美術館行きのバス番号とバス停を聞き5分程歩く。屋根つきのバス停を見つけ近着くと手にゴム製のワイパーと洗剤スプレーを持った清掃員のあんちゃんが透明なアクリル板の壁を手際よく磨いている。さすが観光地バルセロナと感心するが、我が久留米市の西鉄バスの停留所は何時誰が清掃しているのか一瞬気になる。待つ事しばし中央を蛇腹でつないだ2両で1台の青と白の涼しげな色のバスに乗り込み坂を上る事10分程で美術館前に到着。混雑の中12年前と同じくミロの偉大なる愛嬌に圧倒されながら作品を見て回る。見るのが早い私は妻に断り一足早くカフェーに行きセルベッサを楽しみに行く。カウンターに行列して順番を待つもカフェーにビールがあるかどうか確かめる為に列を離れ先に進み目に付いたメニューを見に行く。側にもメニューはあるのだが行列とは言いがたく乱雑に並んだスペイン人学生達に遮られ見え難かったのだ。前に行きビールがあるのを確かめた私が列に戻ろうとすると私の後ろにいた年配のセニョールが何故か付いてきてその場に留まり大声で何やら注文するもバーテンのあんちゃんに『列に戻れ』のような事を注意され顔を真っ赤にして私の後ろに再び並び直す。ビールを手にした私は中庭の椅子に座りくつろぐ。戻ってきた妻と売店に行きポスター5点を32、35eで購入する。司書か学芸員の様な風貌をした若いセニョールから丁寧に梱包されるも大粒の雨が降ってきたためフランス語で「イル プル(雨が)」と私が言うと上からビニールを丁寧に被せてくれた。更に混雑しだした美術館を後にしてふもと近くにあるスペイン村を目指して歩く。途中妻の青だるまレインコートと良い勝負のボロなビニールを被り素足にサンダル履きでぐしょ濡れの足もとを全然気にしていない愛嬌のある小柄で頑丈そうなセニョーラから『ミロ美術館はどっち』との様な事を聞かれた私たちは上をゆび指し「あっち!」と教える。


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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 18:38 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
照と賢の普段着スペイン旅行 8−10
〜インプリンタ
ホテルへ戻り買出し品の数々で腹を肥やす。ビール、ワインは当たりだがあんなに美味しそうに見え行列して買ったパエリヤは不味くは無いがはずれ。半分程食べ妻の指示のもと再び出かける。近くの両替商で1万円=55,89eつまり1e=178円「持ってけ泥棒」の気分で両替し地下鉄に乗りグラシァ通りで降りる。インテリアショップ「ビンソン」を見つけ入る。ここは妻の好きなデザイナー<マリスカル>のグッズが置いてある店。1時間ほど見るもやはり帯たすきで何も買わず出て、12年前に訪れた雑貨屋<インプリンタ>のあるパリ通りを目指し歩く(この店も昔、妻のアンテナに引っかかり行った)。ほぼこの辺りと思える所でビルの通用口の明かりを頼りに地図を広げると仕事を終えたセニョリータが二人出て来る。「ブー コネッセ ルー ド パリ?」(パリ通りを知っていますか?)とフランス語で私が尋ねる。「ブー パルレ フランセ?」(貴方はフランス語が話せるのか?)と答えたセニョリータは「真っ直ぐ行って2つ目の角を左に行け」と教えてくれる。指示通り行くも<インプリンタ>は見当たらず。暮れなずむパリ通りにあるバル達のセルベッサの誘いを無視して歩き探す。犬と散歩中の小柄で黒っぽい服のちょっと魅力的なセニョーラに出会い二人で英語でインプリンタと経営者のおじさんの事を尋ねると「あの店はおじさんが一人でやっていたけど残念な事に数年前に止めたわ」と店のあった場所を指差しながら教えてくれる。気落ちした二人は地下鉄に乗りホテルへ帰り長い一日が終了する。

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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 17:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
照と賢の普段着スペイン旅行 8−9
〜買出し
朝買ってまだ沢山残っている地下鉄バス共通の割引切符を使いサンツ駅より地下鉄に乗り換えカタルーニャ広場駅で降りる。旅に出て一番問題になるのは観光スポットを探すよりもまず宿泊地と食事。外食するのも楽しいが スーパーや総菜屋、酒屋、肉屋、魚屋、日本のコンビニに当たる昔からの何でも屋さんを回るのも楽しみの一つ。思わぬサプライズに出会う。マドリにもあった同じデパートの地下へ酒と食料品の調達に行く。惣菜や加工食品はやはり高くビールを買いさてワインは何をと思っていると妻がかごに5,6本の同じ赤ワインを入れた中年男性に「ビエン?」とか「ブエノ?」とか聞いている。彼が『これが1番だ』という様な事を言い棚まで案内してくれ残り少ないそのワインを一本買う。El Corte Ingles(デパート)で ポテチ2,1e (これが後物を言う)セルベッサ0,59e 黒ビール0,97eとスペイン人お勧めのワイン5,05 eに特売のワイン2,1e=10,81e(16時07分)ワインとポテチが同値段?!を全て我がリュックに収め市場に向かう。朝に目を付けていた海産物屋さんで「カラスミ、カラスミ」と言うスペイン人の野太い声にのり妻が2コのからすみの様な物(鯔ではない)を買う。更に市場を歩き総菜屋さんで美味しそうなパエリヤを2種類山盛りのプラパックに入れてくれた物を買い(千円位×2)パン屋さんで細いバケット(1e以下)を求めホテルに帰り遅い昼食を食べる。

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照と賢の普段着スペイン旅行 8−7
〜長女
雨の中待っているとバルセロナ方面から汽車がやって来る。「これは違うよ」と私が言うのに妻は信用せず下校中と思われるセニョリータにバルセロナ行きかどうか尋ねるも「ノン」と首を振られている。一体にこのような時の妻は私を方向音痴と見下している節が見受けられる。「私が言ったとおりだろう」と言うも目をそらしフンフンとそ知らぬ様子で無視を決め込む。六年前の旅行でパリからボルドー行きの飛行機に乗り換えた際も、先に座席に到着した私が通路側の席に座っていたフランス人男性に「パルドン ムッシュー ビヤント マ ファム(間もなく妻が)」と言って立たせ「おーいここだよ」と呼ぶのを無視して彼女は自分で指先確認をしながらゆっくり歩いて来たりしていた。私の知る限り長女はこのタイプが多い。汽車が来て乗り込み私達の前に座ったセニョーラ達から親切に『これで乗り換えしなくても大丈夫』の様な事を言われ無事サンツ駅へ戻る。

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照と賢の普段着スペイン旅行 8−6
照と賢の普段着スペイン旅行 8−6
〜不運と光明
土砂降りの中目的地に到着。駅前にバスは見えずタクシーを拾う。このタクシーも0スタートではなく7eでスタートし工場へ行く。工場へ着くもイースターのためお休みで見学は不可と門衛に断られそのまま駅へ戻る。運転手は再び7eスタートで駅に戻りしめて六、七千円程の無駄金となるも大雨の中不運とあきらめ抵抗の気力もわかず不承不承無言でタクシーを降りる。駅で切符を買いホームへ入る。妻はホーム側のトイレへ行くもドアが釘付けされており困った様子。そんな様子を観察していたと思われるおっちゃんが何処からか出てきて駅舎内の鍵付きのトイレを使うよう切符売りのあんちゃんにガラスの仕切りを叩いて要求しろというような事を改札口を背にしてホームにいる私たちに合図する。三人で無人の改札口から駅舎内に戻り切符売り場のガラスを言われた通りコブシで軽く叩く「コツコツコツ」。反対の壁側を向いて仕事中の彼は無反応。先程のおっちゃんが私を退かせコブシにコインを挟み「ガツガツガツ!」と砕けんばかりの力でガラスを大叩きする。振り向いた彼に何やら大声で言いトイレの鍵を貰ったおっちゃんはドアを開けに行く。「これもテロ対策かい?」囁き合いながら妻と私は交代で日本のスーパーのトイレと同じ様に蹴って開けられた穴を修理して安っぽい肌色にしかし丁寧に塗装された狭いトイレを使う。再び改札を通りホームへ戻った私達は先程のおっちゃんに手を振って別れを告げる「グラッシャス」。しかし大雨の中気落ちした私達に一筋の光明を与えてくれた私服の彼は何者?、駅長?二人で謎に包まれバルセロナ行きの汽車を待つ。

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照と賢の普段着スペイン旅行 8−5
〜英会話
教えられたプラットフォームへ行くもここは一段と暗い。待つ間に到着する汽車は形も行き先もいろいろで傍らのセニョーラに駅名を言い指差すも「ノン」と答えられやや不安になる。妻はホテル朝食時のみかんを持参しておりベンチで静かに食べている。時間通り(これだけが頼り)に到着した汽車を向かえ先程のセニョーラに目顔で尋ねると「シ(はい)」と、頷いてくれる。中年スペイン男性の前に二人並んで座る。曇って雨混じりの中汽車は西の郊外へ向かう。暫くすると前の男性が話しかけてくる「スピークイングリッシュ?」。二人共「イエス」と答え会話が始まる。このような時はどんどん喋り、話が続かなくなれば話題を変えれば良いのであり何ら恥じる事も無いし私達の様な東洋人が完璧な英語を話すなど誰も期待してはいない。只、私は英語でもフランス語でも歌を唄うので発音だけは気を付けていてこれまでも何度かそれぞれの外国人に感心されており今回も英検3級の妻を差し置き「自分はテイーチャーだ」と名乗った男性から「ユア グッド イングリッシュスピーカー」と言われたので妻は傍らで笑いを堪えている。なーにレベルはそのスペイン人を含め皆チョボチョボなのだ。


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照と賢の普段着スペイン旅行 8−4
〜案ずるより
親切なツアーコンダクターから地下鉄割引切符の買い方 乗換駅 目的駅(一応調べている)の名前を教えて貰い「スリ、カッパライに気をつけてください」と念を押され地下鉄サグラダファミリア駅へ下りる。割引切符は説明通り自動発券機で買え地下鉄に無事に乗り込め残りの切符は後、縦横に使われる。日本より照明の暗くて広い中央駅に着く。インフォーメイションに行くも長蛇の列、切符売り場で聞こうとするも『待合札を取り順番を待て』と言われ機械の表示を見るも7,8人待ち。何だかなーと思いながら更にうろつく。側を二人の制服を着た兄ちゃんが通る。これが当たり!彼らは案内係で私達の希望する駅を自動発券機で簡単に出してくれる。以前パリからシャルトルへ行く時も同じ目に会い係りの女性の案内で助かった事を思い出す。その時は彼女の薦める機械は故障しており結局彼女が窓口で買ってくれた。「あの時と同じだね」と2人で話しながら駅構内へ入る。
| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 22:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
照と賢の普段着スペイン旅行 8−3
〜路上ライブ
集合場所へ行くと日本在住した事のある中年スペイン人男性がツアーコンダクターとして待ち受ける。無駄の無い日本語で注意事項の説明を受けた十人程の日本人観光客は馴れた態度でバスに乗り込む。ガウディの建物をいくつかバスより眺めグェイル公園に到着。公園内の集合場所へ全員で移動途中、植え込みの一隅でロック系ギター弾き語り男性の歌声に出会う。バラード系曲の甘い魅力たっぷりの歌いっぷりに立ち止まり多くの観客と共に感心した私は7eのCD(GABRIE VALLONE enVIVO,〜ガブリェ バロンヌ 万歳〜と、訳すと思うが 日本に帰ってインターネットで調べたらスペインサイトの上から3,4番目に出ており売り出し中と思はれる)を現金タップリの彼のギターケースより拾い上げ皆の後を追う。こういう時の妻はおおむね 私の側で待つとか皆と私の中間点で待つとかはしない(私はする)。一つの室内ではバイオリニストがクラッシックを奏でているが彼は並。混雑する公園内を散策するも他にライブは無し。彼ら二人は選ばれた人だと妻と共に理解する。曇り小雨模様の空の為かカーニャを我慢するのに大した苦労も要らず集合場所へ既に青ダルマ姿の妻と共に戻りバスに乗り解散場所のサグラダファミリア教会へ向かう。バス内ではオプショナルツアーの案内があり数人の客は現金を渡そうとしてすでに構えている。私達はスペインの有名なスパークリングワイン<カヴア>の工場への汽車での行き方を調べて貰う。

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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 00:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
照と賢の普段着スペイン旅行 8−2
〜高級ホテル
妻のニコヤカナ私への叱責を話題としながら角地のホテルの大きなガラス張りのドアを開け中へ入る。私達のホテルより数ランク上と思われるスキップフロア仕様に上等な無地の茶色っぽい壁紙のロビーへ右手のカウンターで接客中のフロントマンを確認しながら階段を数段上がりはいる。20坪程のこじんまりとしたオープンスペースながら落ち着いた雰囲気で中央付近のこげ茶色の革張りの大ソファーに二人で腰掛、観葉植物越しに窓からの広場の景色をホテルの宿泊客の上等な服装に混じりくつろぐ。私達夫婦は東京ワイエムシーエー国際ホテルスクールの卒業生でこのような場所への出入りには馴れている。妻は昔、     帝国ホテル宴会事務所勤務で当時のセレブの結婚式や宴会の受付カウンターで接客しておりこの様な場所での彼女は今でも輝いている。

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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 07:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
照と賢の普段着スペイン旅行 8−1
〜三輪自転車 4月1日(月)
朝早く起きて朝食を取りにいく。14,5年前に何度か行ったパリのスタンダードプランパック旅行の安ホテルの粗末なパンとコーヒーだけの食事とは違い今回のマドリとバルサのホテルは同じスタンダードプランなのに野菜を除いて種類が豊富で肉卵チーズ好きの私は満足して大いに食べる。2eのチップを枕の上に置き ツアープログラム半日観光の集合場所へ向かい、まず、ホテル近くの市場に寄る。豊富な食材、カラフルな飾りつけ、コーヒーの香り、海の匂い、果物や野菜のシャープな刺激の中を妻が求めるカラスミを探しながら細い道を忠実に従いながらうねうねと歩く。二軒の店を見つけどちらが安いかを確認して市場を抜ける。早朝から開いている幾つかのバルのカーニャ(生ビール)の誘いを振り切り又は妻の叱責に同意しバルサッ子のような心算でずんずん歩く。目的地点に着くも30分程早い為誰もおらず広場の反対側にある少し高級そうなホテルのロビーで待つ事とする。私達の前をハンドル前の2輪の上に上品な紺色の 日、雨よけの付いた赤ちゃん用座席に赤ちゃんを乗せた三輪自転車をこぐ母親が通り過ぎる。妻が「早く写真を取って」と、命令する。コートの右ポケットのマジックテープをむしり開けカメラを取り出そうとするが手につかず落としかける。「早くしないから行っちゃったじゃないの。全くもう!」大いに叱責され私は恨めしげに残念に曖昧な微笑みを浮かべその美人そうな母親のほっそりとした後ろ姿を見納める。

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| けんおじ | 照と賢の普段着スペイン旅行 | 12:49 | comments(0) | trackbacks(2) | - | - |